私は心臓外科医です。
しっかりと世間に心臓外科医と名乗れるのは本当に幸運だったからと思います。
その幸運さとは、人との巡り合いと関わり合い、社会情勢の変化、事件、でした。
それらによって何とか「生かされてきた」私ですが、常に夢と希望を持っていた自分があったから、と思っています。
皆さんは将来の自分にさぞかし不安なことでしょう。
今後、官公立病院のほとんどが整理統合、閉鎖、合併、委譲、売却される流れにあります。民間病院の経営状態も悪化する一方です。
将来皆さんが働く病院はごく限られたものしかないかも知れません。
現在の医療と言う産業を支え、我々医者が「食わせて」もらっている医療保険制度も資金不足から変更を余儀なくされ、
今後は相当に変貌を遂げることが容易に予想されます。
とは言うものの、このような流れを一個人が先読みすることは不可能であり意味はありません。
それに私も医学部を卒業した頃「これからは大変革の時代」などと言われながら、この30年、そんなに大きく変わったものはありません。
本当はずうっとこのまま、社会は何も変わらないのかも知れません。
ただし、夢と希望を持っていれば、いつか自分の都合のいいように情勢が変わるものです。信じてください。
さて、どのようにして「その道のプロ」になれるのか?
この点についても今も昔もぜんぜん変わっていません。つまりはっきりとした道などないのです。
私が知る心臓外科やカテーテルインターベンションのプロは皆、悩みながら、不安におののいて、
暗中模索五里霧中、寄り道して、わき道にそれながら、それでもなんとか「その道の専門家」に知らないうちになることができたように思います。
彼らの挫折や後悔こそが今の彼らを支えています。順風満帆な航路などない、自分がそれに乗っているなら将来はない、
と思うべきだとさえ私は思います。
冒頭で「夢と希望を持つこと」の大切さをお話ししましたが、これは「高望みすること」でもあります。
「わがままを通すこと」でもあります。
この30年、私の周りで高望みもしない、わがままでもない人は、地位ある人や体制にさんざん利用された後、
簡単に捨てられて消えて行きました。
わがままを通す意味で東京ハートセンターでの研修をご希望の方、ぜひご連絡ください!
注意:研修を検討するに当たり、施設に対する以下のような質問は当院だけでなく、全国の施設で拒絶されますのでご注意ください。
以下はこれまでに実際にメールで送られてきた文面です。「なぜ断られるのか?」について理解できない方はさらに絶望的です。
自分を最安値で市場に出していることに気が付かないのですから。
即座に拒絶される質問1.30歳を過ぎているので給料は年棒で最低1000万円欲しいのですが可能でしょうか?
即座に拒絶される質問2.心臓外科を一年回るとどんな手術をどれぐらいやらせてもらえるのでしょうか?
即座に拒絶される質問3.土日や夜も緊急患者の対応で呼び出されることがあるのでしょうか?
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