院長メッセージ

東京ハートセンターは2005年に設立されました。ハートセンターという呼称が行政から承認されたという経緯は心臓に対する専門的な施設として評価されていたであろうことを物語っています。以後心臓外科による手術を含めて、心臓病に対する治療施設として多くの患者様の治療を行ってきました。2019年に経営陣の刷新がなされてからは、冠動脈カテーテル治療部門、不整脈に対するカテーテルアブレーション部門、心臓外科部門がそれぞれに高い水準を維持してきました。
2024年5月より東京ハートセンターの院長に就任しました。治療担当医師陣はそのままです。看護部首脳陣もそのままです。今まで続いてきた高いレベルは維持されます。
心臓は人体の中でとても重要な臓器です。冠動脈治療を行う場合に患者様のご要望は、できれば低侵襲なカテーテルで治療で症状を改善して欲しい、どうしても冠動脈バイパス術が必要な場合には高い技術による手術を受けたい、というところに行き着くと思います。当院では低侵襲なカテーテル治療を実践してます。長期的な予後を考えたときにバイパス術が望ましいと考えられる場合には心臓血管外科が手術を担当します。患者様にとってどちらが良いかはハートチームで検討して参ります。今まで以上にハートチームを機能させます。
設備としては、2台の心臓カテーテル装置、256列心臓CTスキャン、心臓SPECT、開心術可能な2つのクリーン手術室を備えており、診療レベル維持に貢献しています。
心臓病の代表的施設として位置付けられきた東京ハートセンターの院長を拝命することは身の引き締まる思いです。
私は長らく京都の機関病院で循環器診療を行ってきました。時代の変化に対応すべく、慢性期高齢者に対してもはんなりと受け入れていく医療機関となるよう進めていきたいと思っています。
経歴
1983年 山口大学医学部卒業
1983年 京都第二赤十字病院研修医
1987年 京都府立医大第二内科修練医
1988年 京都第一赤十字病院 循環器科
1999年 公立南丹病院循環器内科
2007年 京都第一赤十字病院 循環器内科副部長
2010年 京都市立病院 循環器内科部長
2023年 東京蒲田病院 循環器内科統括部長
資格等
日本内科学会 認定医
日本循環器学会 専門医
日本心血管インターベンション学会 専門医
浅大腿動脈ステントグラフト実施医
京都地方裁判所所属 専門委員
