急に脈が速くなりドキドキ(動悸)する、脈が乱れる、脈が抜けるといった症状を感じることはありませんか?
原因が心臓由来の不整脈のことがあります。不整脈は心臓の病気(心筋梗塞、心筋症、弁膜症、心不全など)があれば出現することは多くなりますが、特に心臓の病気がなくても不整脈が単独で生じることもあります。
近年、不整脈治療の進歩はめざましく、カテーテルアブレーション治療、植込み型除細動器など、以前は薬でしか対処できなかった不整脈も治療でできるようになってきています。子供から大人まで、若い一見健康そうな方でも不整脈は出現することがあります。これらのうち、最近では不整脈による突然死が注目され、その病態は少しずつ解明されてきており、その診断治療方法も進歩してきています。当センターでは電気生理解析装置を導入し、積極的に不整脈治療に取り組んでいます。動悸や胸の不快感を伴うめまい、立ちくらみ、失神などの症状がある、検診で不整脈を指摘された方など、一度、医療連携室にご相談してください。
一般的な心電図検査(12誘導心電図)です。その検査中に不整脈が生じていなければ、不整脈の診断は困難となりますが、不整脈の出現しやすい心電図かどうかがある程度分かります。不整脈の発作中に心電図をとれなければ、ホルター心電図、心臓電気生理検査などの検査が必要となります。