手術室では主に人工心肺の操作、麻酔器・生体情報モニタの管理・点検を行なっています。臨床工学技士は心臓外科医、麻酔科医、看護師と連携し業務が円滑におこえるよう役割を担っています。また『安全・安心を提供する』をモットーに、体外循環技術医学会、厚生労働省から出されました『人工心肺における安全装置設置基準』に基づいた装置を使用しています。また万が一の際のトラブルシューティングも定期的に行い安全に力を入れています。手術には体外循環技術認定士の資格を持った専門の臨床工学技士2名が人工心肺の操作、記録を行ないます。
*人工心肺とは
心臓を手術する際に使用します。手術の際には心臓を止めるために心臓(循環)と肺(呼吸)の機能を人工心肺装置で代行します。これを人工心肺と言います。(近年では人工心肺を用いない心臓手術(冠動脈バイパス術)もあります。)