原因不明の胸痛に悩まされていませんか?
- 突然襲いかかる胸の痛み、これまで病院で調べたけど原因不明と言われた
- 痛みを繰り返すが、その苦しみを分かってもらえなかった
- まわりに相談したら「気のせい、気にしすぎ」と言われた
- 自分の気が弱くて苦しくなる時があるのか、と悩んでいる
それ、 INOCA (イノカ)かもしれません。
INOCA(イノカ)とは
INOCA(イノカ)、Ischemic Non obstructive Coronary Artery disease(虚血性非閉塞性冠疾患)の略で、心臓の血管冠動脈に目視できる閉塞・狭窄がない狭心症ということです。
元々、動脈硬化リスク(糖尿病・高血圧・脂質異常症等)を持っている患者さんの胸痛は労作性狭心症といわれ、この場合は冠動脈に目視できる明らかな閉塞・狭窄がみられます。
一方で、動脈硬化リスクが低い患者さんの胸痛では冠動脈が正常にみえることからこれまでは検査をしても正常と診断されることが多くありました。
INOCA(イノカ)には2つあります
冠攣縮性(かんれんしゅくせい)狭心症
冠動脈が一時的にけいれんを起こして狭くなり、心臓(心筋)に十分な栄養(酸素)が供給されなくなって、狭心症の発作が起こることがあります。特徴は、日本人に多く、発作が主に深夜から早朝の安静時に出現します。
微小血管狭心症
言葉通り、冠動脈のより末梢の直径が100μm以下(髪毛の直径程度)の微小な冠動脈の動脈硬化や拡張不全、収縮亢進のために胸痛が起こる狭心症です。末梢血管のため冠動脈は正常にみえます。
近年、INOCA(イノカ)の診断ができるようになりました
近年、INOCA(イノカ)を診断するための新しい器械が開発され、今まで診断することができなかった原因不明の胸痛に対する確定診断の道筋ができたのです。
みなさまの不安を払拭するため、また日々の健康維持のため、この度、大崎病院 東京ハートセンターでは「胸痛外来」を開設いたしました。お気軽にご相談ください。
胸痛外来:第2火曜日午後診察(14:00~)
お問い合わせ先
大崎病院 東京ハートセンター 03-5789-8100