概要

一般的に薬剤師の業務は、患者様に使用する薬剤の調剤を主としますが、当院薬剤部では調剤だけでなく、薬物療法に関して医師と綿密なディスカッションを行うなど、薬物の投与設計について深く関わっています。また、当院の大きな特徴は、すべての入院患者様に一人の担当薬剤師がつくことです。薬に関わることは、入院から退院まで、すべて担当薬剤師が対応いたしますので、「気心の知れた担当薬剤師さん」にいつでも薬の相談をすることができます。私たちは常に患者様が安心し、納得して医療を受けていただけるよう、小さな訴えにも耳を傾け、小さな異常にも目を光らせ、家族のような気持ちで患者様をお迎えいたします。

2025年4月現在

常勤薬剤師 ：3名

医療事務 ：1名

認定資格

心不全療養指導士：1名

循環器病予防療養指導士： 2名

医薬品安全性専門薬剤師 ：1名

日本不整脈心電学会 心電図検定3級：1名

日本褥瘡学会 認定褥瘡薬剤師：1名

抗菌化学療法認定薬剤師：1名

認定実務実習指導薬剤師：3名

薬剤師は、医薬品を安全かつ有効に使用するために、患者様の目に触れる場面、また目に見えない様々な場面で業務を行っております。以下に薬剤部の主な業務をご紹介いたします。

業務について

調剤業務

処方せんに基づき、お薬の調剤を行います。同時に、お薬の量や飲み方、他の薬との飲み合わせに問題がないか、患者様の病態に合わせて確認を行っています。また、注射剤に関しても、患者様ごとに取り揃えを行い、投与量や投与方法に問題がないか、配合変化などが起こらないかの確認も行っています。

薬剤管理指導業務

入院中の患者様に対し、ベッドサイドでお薬の効能・効果・副作用などの説明を行うと共に、お薬を服用する意義を理解していただき、患者様がご自身の病態を把握するための手助けをいたします。また、お薬に関する様々な疑問にいつでもお答えし、安心して治療を受けられるよう、患者様をサポートいたします。患者様の病状や治療方針を考慮し、薬剤の選択や用量が適正かを常にチェックし、医師をはじめ医療スタッフと協議しながら、薬物療法を進めていきます。また、副作用チェックなど患者様の状態を把握するためにフィジカルアセスメントを取り入れるなど、新しい取り組みも積極的に行っています。

医薬品情報業務（ＤＩ業務）

医薬品に関する様々な情報を収集・分析・整理し、エビデンスに基づいた質の高い薬物療法を行えるように医療スタッフへ情報提供するとともに、医薬品の適正使用を推進いたします。